




研晋院
ひこたみちこ
プロフィール
1977年 新潟県生まれ
1988年 作業療法士国家資格取得
精神科病院4年勤務
老人保健施設1年勤務
2003年 ブラジルに渡り日本語教師として働く
2018年 帰国 愛知県在住
小児・高齢者の訪問リハビリ勤務の傍ら研周院で整体を学ぶ
2021年 研創舎マスターコース修了
2021年 ボッダー式マニュアルリンパドレナージ(MLD)
Level2 セラピスト資格取得
2022年 JADP筋膜リリースセラピスト資格取得
2024年 研創舎ビジネスコース修了
きっかけは側彎症のお子さん
私は精神科病院のリハビリと老人保健施設のリハビリの後、結婚してブラジルに渡って、その後帰国して小児のリハビリに携わりました。
その時に側彎症のお子さんに出会いました。
その子は側彎があるために小さな体に硬いコルセットを常に巻いていなくてはいけないと言われていました。
自由に背伸びをすることも床に寝転がって自由に寝返りすることもできない。
とても悲しそうな顔をしていました。
コルセットを巻いたからと巻いたからといって側彎が治るかというとそうではなく、これ以上悪くならないようにコルセットを巻いている。
ただ巻いているだけ。
コルセットは長時間座っていなければいけなかったりするときや少しずれただけで痛みが起きるような場合は有用です。
でも、筋肉に伸び縮みする力が備わっているのに、動作を制限して日中ずっと過ごすのはどうなんだろう?
― 本当に側彎は手術とコルセットしか手立てがないのだろうか?
先天性の形成不全ならしかたなくても、姿勢による後天的な歪みに対しては何かできるんじゃないだろうか。
そんな疑問が湧いてきました。
根本的に背骨のゆがみを治す方法がないのか探して研周院の稲垣先生と出会ったわけです。
どんな機序で背骨が曲がっていくのか、どういう曲がり方があって、その歪みを治すためにはどの筋肉を伸ばしてあげればいいのか、丁寧に教えて頂きました。
職場が変わったため、助けてあげたかった側彎症のお子さんにはその後会うことはありませんでしたが、訪問リハビリの中で、大人の側彎の方や、お子さんの側彎の方で改善した例がありました。
子どもさんの場合は2例中、1例は麻痺の影響もあり一旦真っすぐに治ったものの、1週間後にはまた戻っていました。それでも進行は食い止められています。
背骨だけでなく、色々な体の不調を「ゆがみを整える」ことから治していくやり方は、体への負担も少ないですし、子供にも大人にも非常に良い効果が見られるようになりました。

